ファスティング中の好転反応について

好転反応という言葉をご存知でしょうか。好転反応とは、主に東洋医学の治療において、滞っていた身体の中の流れが一気に解消されるために、不要物がどっと排出され、熱が出たり、下痢をしたりと一般的には身体の不調とされる症状が一時的に起きることをいいます。好転となっているのは、「これから身体が好ましい方向に行く」途中の反応だからで、治療がちゃんと身体に効いているという証明ともいわれます。

 

さて、酵素ドリンクを使ったファスティングでも、好転反応と似た症状が起きることがあります。ファスティングの最中にも身体の中のいらないものを外に排出する作用が高まるためですが、東洋医学の治療を受けている時と違って、ファスティングは自分1人で行っているということもあり、慌ててしまう方が多いです。症状の強さや状況に応じた対処方法をあらかじめ知っておきましょう。

 

どうしてファスティング中にこのような反応が起きるのか

酵素が消化と代謝に必須の分子だということはよく知られています。特に、1日3食が普通の現代では、消化に使われる酵素の量というのは非常に多く、代謝を行う酵素は常に不足気味な状態です。ところがファスティングをすると、これが逆転し、消化の必要がなくなった酵素が一気に代謝をはじめます。つまり強いデトックス状態になるわけです。そのため、代謝がそれまで滞っていた方ほど排出の際の反応は強くなりがちです。

 

もし好転反応が出たらどうすればいい?

ファスティング中の好転反応としては、軟便や下痢、ニキビや湿疹、頭痛、だるさ、体臭や口臭などが表れます。いずれも症状が軽いようなら、外出は避け、自宅でゆっくり過ごすようにしながら、ファスティングはそのまま続けます。

 

ただし無理は禁物です。「辛い」と感じるくらいの症状が出てしまった時は、その時点から回復食に移行し、ゆるやかにファスティングを終えます。急激な排出の期間が終われば、好転反応の症状もだんだんとよくなってきます。もし排出が続いているようなら、無理のない範囲で出しきってしまったほうがいいので、1日1食程度の置き換えは続けてみるといいかもしれません。

 

また、頭痛やめまい、吐き気が起こる原因としては、好転反応の他に塩分不足も考えられます。その場合は塩分の入った野菜ジュースを少量飲むようにすると、おさまることがありますので、まずはそこから試してみるのもいいでしょう。野菜ジュースはファスティングの邪魔にはならないので、症状が改善して気分がよくなれば、そのままファスティングに戻って大丈夫です。